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2018年8月10日
残暑お見舞い申し上げます。
お盆が近づくと、里帰りをする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような家族が集まる機会にしておきたいのは、相続に関する対策。
実は、相続で経験者が後悔することは、すべてお盆など家族が集まるときに対策することができます。
相続のご相談の際に、やっておけばよかったとよく言われることをランキングにしました。
これを参考に、お盆で里帰りなどをする際に、ぜひ相続対策を行っておきましょう。
それでは、ランキングを発表いたします!
1.被相続人と相続について話しておかなかったこと
2.不動産の名義変更(相続登記)
3.相続人同士の関係構築
4.財産の居場所を把握しておかなかったこと
5.相続人が急に現れたこと
このランキングを、細かくご説明していきます。
相続を終えて、被相続人と相続について会話しておかなかったことを後悔していると、よく伺います。
遺言書などがなかった場合には、遺産分割協議で相続人同士がもめてしまうこともあるようです。
これは、お盆で家族が集まる際には、ぜひ相続について話しておきたいところですね。
不動産の名義変更である相続登記は、人生でそう何度も経験することではありません。
それにより、相続登記の知識がなく、手続きの際に手間がかかってしまうこともあるようです。
手続きが面倒だからと相続で不動産を受け取ってから、そのままになっていて、何世代も相続登記をしていなかったことが発覚すると手間のかかる手続きが必要になることもあります。
さらに、相続人の誰も知らなかった不動産が見つかり、誰がどのように相続登記するかで問題になることもあります。
相続が発生する前に、相続人同士で話し合いを進めておかなかったために、関係が悪化してしまうこともあります。
実際に、相続が家族が争う争族となってしまい、相続申告などの手続きが終わった後も、争続となってしまう例もありました。
被相続人の療養や介護などに尽くしていた親族が、相続が発生してから寄与分を主張したり、相続分を多く請求したりすることも…
これらは、相続が発生する前に関係を構築しておくことで、争続となることを避けられます。
相続人の所有している財産の居場所を把握しなかったために、相続税申告期限の間際や申告期限後に財産が見つかることもあります。
それにより、相続税の計算や遺産分割をやり直すことになります。
申告前に気づくことができれば良いのですが、申告後に通帳や不動産が見つかった場合には、延滞税や罰金などが課されることもありますので、注意しておきたいところです。
また、思いがけない場所に不動産があり、土地評価や財産分割に手間がかかることも考えられます。
相続が発生する前に、相続人の知らないところで、被相続人と財産を受け取る相手で相続について話されている場合もあります。
いざ、遺言書が見つかり、想定していなかった人が財産を受け取るように書き残されていることも…
また、相続人に知らされていなかった、被相続人の前妻や子がいることが発覚することもあります。
これらの問題が発生することで、相続により親族の関係が悪化したり、相続税が余分にかかることになったり、様々な不都合が出てくることになります。
問題が起きないように、相続が発生する前にできる対策について確認しておきましょう。
これらの問題は、すべて相続人と被相続人、つまり家族や親族間できちんと話しておくことで緩和できます。
1つ注意しておきたいことといえば、相続人同士の関係を良好に保つために、コミュニケーションを取っておくことです。
相続人同士でお互いの状況や心の内を話しておいたり、被相続人に相続の話を持ち出したりなど、お互いのスタンスを理解しておくことで、争族とならずに済みます。
相続人同士の関係が良好であれば、被相続人と争族について話す際にも、円滑に話が進むでしょう。
そうすると、財産がどこにあるかがわからないことや相続人が急に現れることなど、様々な問題を防ぐことができます。
そして、仮に被相続人が伝え忘れていた財産が見つかったとしても、相続人同士で協力して相続を行えるはずです。
ぜひ、お盆で家族が集まる際には、良い機会と捉えて相続について話してみることをお勧めします。
今回は、お盆で家族が集まる機会に、相続対策しておくことについてお話しました。
相続を終えた方が後悔していることは、お盆でなくても日頃から対策できることが多くあります。
お盆休みや里帰りをするタイミングで、時間をとって考えておきましょう。
また、相続税の申告や不動産の相続など、お困りの際にはぜひ当税理士法人フォーエイトにご相談ください。